こんにちは!
QS agri の桜間です。
今回はですね、「イチゴのガク焼け対策」について、しっかり解説していきますね
まずは、ガク焼けって何?というところから。
ガク焼けというのは、イチゴのヘタの部分、いわゆる「ガク」が
焼けたように茶色く枯れてしまう症状のことです。果実自体は問題なくても、見た目が悪くなるので、
高級イチゴとして出せなくなってしまいます。ひどい場合は、出荷できないこともあります。ちなみに、
「チップバーン(葉先枯れ)」と呼ばれる症状がありますが、これも実は同じ原因で起きています。
では、発生時期です。
チップバーンは主に冬、ガク焼けは冬から春にかけて多くなります。
原因ですが、一言でいうと「カルシウムが効いていない状態」です。ただし、土にカルシウムが無いわけではなくて、
吸えていないケースがほとんどです。
主な原因をサクッといきます。
1.カルシウムの吸収不良
カルシウムは水と一緒に動くので、乾燥・過湿等で蒸散が落ちると吸えなくなります。
2.水分管理ミス
乾燥ストレスや、過湿と乾燥の繰り返しでリスクが上がります。目安は pF1.8〜2.1です。
3.窒素過多
窒素が多いとカルシウムと競合して吸収が落ちます。特に曇天後の晴れは要注意です。
4.急激な温度変化
葉が濡れたまま28℃以上に上げると発生しやすいです。昼夜の温湿度差も大きな原因です。
5.なり疲れ
収穫が続くと根が弱って吸えなくなります。
6.過繁茂(かはんも)
葉が多い・勢いが強すぎると発生しやすくなります。
では、対策です。
3つのポイントでいきます。
1.植物管理
まずは負担を減らすことです。摘花で着果負担を軽減します。
葉かきの葉数は6〜8枚に調整します。
これだけでもかなり変わります。
そして重要なのが「根」。ここでおすすめなのが楽農美人です。

これは好熱菌等が入った資材で、オーキシンを生成して根張りを強化します。根が強くなり、水と肥料をしっかり吸え、結果的にガク焼け対策になる、という効果になります。使い方はシンプルで、週1回・1000倍希釈で散布または灌水です。
2.水分・環境管理
ここはかなり重要です。温度は午前は 20〜25℃、午後は 25〜30℃、夜間は 8℃前後を維持します。
急な温度上昇はNGです。あと、大事なのが飽差管理です。
温度と湿度はセットで見てください。
管理表のリンク貼っておきますね。
そして灌水。pF1.8〜2.1を維持してください。
ここでおすすめなのがSUSTEE(サスティー)です。

土に挿すだけで、水やりタイミングが色で分かるので、灌水ミスをかなり減らせます。
3.栄養管理
まずはカルシウム。元肥・液肥をチェックしてください。
高設ならECを0.2くらい下げるのも有効です。
もし、カルシウムが入っているのにガク焼けが出る場合は、未消化窒素が原因の可能性が高いです。
ここで使うのが有機酸資材です。
弊社の葉面スタートキット内のYMC-Eなどがそれにあたります。窒素を同化させて、バランスを整えます。
さらにおすすめが、GEO LACT(ジオラクト)です。

乳酸菌と酵母で有機酸を作り、窒素をアミノ酸に変えてくれます。
結果として、こちらも、窒素を同化させて、バランスを整えます。
週3回・1000倍灌水が目安です。
そして即効性のある対策が葉面散布です。
カルシウムは動きにくいので、直接入れるのが効果的です。
おすすめは
弊社の葉面散布スタートキットです。

中身はシンプルで、アミノ酸、有機酸カルシウム、珪酸の組み合わせです。
効果としては、養分のロスを防ぎ、カルシウムを直接供給、未消化窒素を同化し、細胞を強化することになります。
週3回・1000倍で葉面散布もしくは灌水します
あと忘れがちですが、ホウ素も重要です。カルシウムの働きを助けるので、セットで入れてください。
おすすめは QS-S3です。

チップバーンのカルシウム供給はこれが、一番便利です。
この商品は、酢酸カルシウム、ホウ素、苦土や亜鉛等のミネラルを配合した液体肥料です。
主には、果実を硬くする、カルシウム欠乏障害の軽減効果があります。
週1回、1000倍で灌水します。
最後に重要ポイント
一度出たガク焼けやチップバーンは、治りません。
なので、無理に取らずに、次の果実に影響を出さない管理が大事です
あと、ガク焼けは、灰色カビの原因にもなるので、早めの対策が重要です。
今回紹介した内容を組み合わせることで、ガク焼けはかなり抑えられます。
資材については下記リンクから、ぜひチェックしてみてください。
それではまた次回!
バイバイ!

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