こんにちは!
QS agri の桜間です。
今回は、土壌消毒の効果をしっかり高めるための土づくりについてお話ししていきます
土壌消毒を行うと、完全ではないものの、有用菌も含めて土の中の微生物は一度リセットされます。
ただし、数週間ほどで自然に回復していきます。
この回復の過程で、実は微生物同士の「陣取り合戦」が起こります。
ここで、もし病原菌が優勢になってしまうと、せっかく消毒した意味がなくなってしまいます。
そのため、有用な微生物を先に増やして、病原菌を寄せ付けない環境をつくることがとても重要です。
つまり、根のまわりに「有用菌の多様な生態系」をつくる、これがポイントです。
そこで使うのが微生物資材なんですが、実はここに順番があります。
まず先にミネラル資材を入れて、土壌のミネラルバランスを整えます。そうすることで、有用微生物が増えやすい土台をつくることができます。そのあとに微生物資材を入れる、この順番が最も効果的とされています。
さらに、微生物資材同士にも順序があり、間違えると効果が出にくくなるので注意が必要です。
それでは、具体的な方法を説明していきます。
基本は太陽熱消毒です。
もし前作で炭疽病や萎黄病などが出ている場合は、クロルピクリンの併用をおすすめします。
消毒後は微生物が減っている状態なので、まずは有用微生物を先に入れていきます。
QS栽培では「楽農美人」をおすすめしています。

消毒後に、1000倍希釈で10aあたり10リットルを土壌に散布します。
その後、10日後に乳酸菌を投入します。微生物は陣取り合戦をするので、ある程度落ち着いてから入れるほうが効果的です。
こちらは「GEO LACT」を使用します。

楽農美人を入れてから10日後に、1000倍希釈で10aあたり3リットルを散布します。
ここまでをまとめると、
1.ミネラル資材を湛水時に投入します。
2.消毒後に楽農美人を投入します。
3.その10日後にGEO LACTを投入します。
この流れで、多様な有用菌がしっかり働く土壌環境をつくることができます。
ここからは、それぞれの資材について簡単にご紹介します。
まずはミネラル資材です

天然岩石由来のミネラル水溶液で、土壌中の菌バランスを整え、有用微生物の働きを活性化します。さらに、作物の生育に必要なミネラルも補給できます
効果としては、主に3つ有ります
1.団粒構造が進み、水はけ・保水性・保肥力が向上します。
2.微生物環境が改善され、良質な土壌へ変化します。
3.硝酸態窒素やECの低減など、化学性も改善します。
次に、微生物資材です。
まず「楽農美人」です。
これは肥料成分を含まない複合微生物資材で、未利用の海産物を高温発酵させてつくられています。60種類以上の微生物が含まれていて、特に好熱菌が特徴です。好熱菌とは、高温環境でも活発に活動できる強い微生物です。
主な効果は
発根促進、土壌の微生物バランス改善、病原菌への静菌作用などがあります。
続いて「GEO LACT(ジオラクト)」です。
こちらは、乳酸菌と酵母菌が共生している生菌タイプの資材です。
効果としては
病原菌の抑制、微量要素の吸収促進、糖度や品質の向上、日持ちの改善、耐病性の向上、土壌の団粒化促進など、非常に幅広い働きがあります。
最後にまとめです。
土壌消毒後は、ミネラルと微生物資材のセット投入がとても重要です。病原菌を増やさないためにも、有用菌が優先的に定着する土づくりをぜひ実践してみてください。
資材については、概要欄のURLから確認できますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
バイバイ! 👋

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