イチゴの実が、「柔らかい」、「色が抜ける」、「実が締まらない」
こんな症状、出ていませんか?
それ、発酵果かもしれません。
こんにちは。
QS agri の桜間です。
今回は、イチゴ栽培でよく相談をいただく、発酵果の原因と対策について解説します。
最近この相談、現場でもかなり増えています。
実は発酵果は、ある3つの条件が重なると急に増えるんです。
その3つがこちらです。
原因① 温度管理です。
発酵果や色むら果は、夜温が低すぎる場合や、
昼温(ちゅうおん)が高すぎる場合に発生しやすくなります。
特に果実の肥大から成熟期は、夜温 は、5℃以上、できれば8℃以上を確保することが重要です。
そして昼間は、28℃以上にならないよう換気します。
この温度管理だけでも、発酵果のリスクはかなり下がります。
原因② 日照不足です。
株が茂りすぎると、果実に光が当たらなくなります。
原因として多いのは、密植、窒素過多、過繁茂です。
果実まで光が届かないと着色不良や発酵果が増えてしまいます。
原因③ 湿度です。
株間の風通しが悪く、ハウス内に湿気がこもると、発酵果が発生しやすくなります。
特に春先は、曇雨天、気温上昇、徒長等の条件が重なりやすく発生リスクが高い時期になります。
では、具体的な対策です。
ポイントは、果実周りを、明るく、乾きやすく、急激に変化させない、この3つになります。
温度管理について
果実肥大期は、夜温5〜8℃以上、昼温 25〜28℃以下を目安に管理します。
春先は、夜間換気を取り入れて、湿度がこもらないようにすることも重要です。
潅水管理について
乾かしてから一気に水を与えると、果実品質が不安定になります。
おすすめは、少量多回数による灌水です。
水分の振れ幅を小さくすることで、発酵果のリスクを抑えることができます。
草勢管理について
窒素過多を避ける、密植にしない、株間を確保するこれが基本になります。
さらに、効果的なのが玉だし作業です。
葉に埋もれている果実を、通路側に出して、日当たりと風通しを良くします。
これは、発酵果対策として、非常に有効な方法です。
補助対策について
そして補助対策として、カルシウム補給も有効です。
弊社では、QS-S3をおすすめしています。

QS-S3は、ホウ素と酢酸カルシウムを配合した液体肥料です。
ホウ素は、果実を柔らかくする酵素の働きを抑え、酢酸カルシウムは、カルシウムを効率よく吸収させ、細胞壁を強くします。
この2つの働きによって、果実の硬度維持をサポートします。
QS-S3は、酢酸カルシウム、水溶性苦土、ホウ素、マンガン、亜鉛を含む液体複合肥料です。
イチゴやリンゴなどの果実の硬度向上や、チップバーン、尻腐れ、芯腐れ、軟果、発酵果、果実先枯れ、ボケ果、葉先枯れ、ス入りなど、カルシウム不足による、生理障害の軽減が期待できます。
使用方法は初回、1反あたり、1〜3L、その後は、7日ごとに1反あたり、1〜3Lを1000倍希釈液で灌水して使用します。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
バイバイ

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