苺農家さん向け 今さら聞けない苺農栽培に役立つ植物生理の基礎シリーズ【光合成】

こんにちは
QS agri の桜間です。

いちご栽培における植物生理学の基本は、光合成と窒素同化が重要で、温度、花芽分化、そして水管理といった環境要因が生育の各ステージに深く関わっていることをご理解頂けると管理が効率的に行えると考えております。本日は、光合成から初めていきますね。

光合成は炭酸同化とも言われますが、厳密に言うと少し違います。

二酸化炭素を原料に有機物を合成する点で同じですが、炭酸同化はエネルギーを使って単純な物質(CO2)から複雑な物質(有機物)を作る作用の総称であり、光合成はそのうち光エネルギーを利用して行われるもの、と考えることができます。

光合成とは

光合成(同化)の反応式は以下の通りです。
          ↓光
水 + 二酸化炭素 → 糖
水を根から吸収し、二酸化炭素を葉の気孔から取り込み、光を浴びることで糖(同化物)を生産します。これが光合成の反応です。植物があるからこそ私たちが呼吸によって排出した二酸化炭素は光合成によって炭素固定されます。

光合成は、植物の細胞内にある葉緑体(ようりょくたい)という小器官で行われます。葉緑体の緑色の色素であるクロロフィルは、光エネルギーを捕らえる役割を担います。このクロロフィル分子の中心構造は、特定のミネラルなしには合成されません。

光合成に必要な肥料

窒素 (N)…クロロフィルの主要な構成要素であり、葉や茎の成長を促します。
マグネシウム (Mg)…クロロフィル分子の中心金属であり、光合成に不可欠です。
鉄 (Fe) クロロフィルの合成に関わる酵素の働きを助けます。

これらの栄養素が不足すると、葉緑体の機能が低下し、葉の色が悪くなったり、光合成能力が低下したりして、植物全体の生育に悪影響が出ます。適切な施肥は、植物が健康な葉緑体を維持し、活発に光合成を行うために不可欠です

このように見ると、普段何気なく使っている肥料の意味が少しご理解頂けるのではないでしょうか

イチゴの光合成速度は23〜25℃程度で最大になると言われています。特に午前中に活発に行われるため、午前中の日照確保と適切な温度・二酸化炭素濃度管理が重要になります。

皆様の圃場にある、加温設備や、炭酸ガス発生装置、電照設備等は全て、光合成を助ける為の設備という事がご理解頂けると思います。

この光合成で生成された糖が、呼吸、アミノ酸の生成、タンパク質の生成等に深く関わり、消費されていきますので、出来るだけ多くの糖を生成する事が重要になってきます。

次回は呼吸や窒素同化についてお話していきますね。

弊社の灌水セットは光合成をサポートする全ての養分を簡単に供給できる肥料となっております。

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それではまた、次の記事でお会いしましょう。
バイバイ

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この記事を書いた人

qsagriのアバター qsagri 代表取締役

株式会社 QS agri 代表取締役の桜間秀太です。
2022年5月9日に同志社大学京田辺キャンパスにて創業開始致しました。
肥料の販売及び開発を行っております。
農業の現場を通して培った10年間の経験で、新規就農の方、行き詰っている方、更に向上心の有る方を最大限応援致します。
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